唐芋菓子専門店【フェスティバロ】

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「環流」文化運動



創作活動 音楽活動 お知らせ




 歌が生れる故郷

 フェスティバロの社長、郷原茂樹は十代の頃から詩を作ってきました。それを友人たちが作曲して数多くの歌が出来ていたのですが、長い歳月の間、日の目を見ることもなく、眠っていました。
 1900年代、郷原社長は各方面から次々と講演をたのまれました。そのために出かける回数が週に3〜4回ということも珍しくありませんでした。ある時、大隅半島の志布志町文化協会からそれをたのまれたのを機会に、「講演ではなくて公演にしてもよいですか」と相談し、コンサートを開くことが決まりました。
 にわか仕込みのコンサートでしたが、郷原社長は自ら舞台に立って詩を朗読し、また自分の作詞した歌を友人のバンドや歌手に出演してもらって発表しました。
 これが予想外に好評だったため、東京カルチャーロビーの主催で、東京でも開催することに……。


 東京で磨かれた歌の原石
 2001年10月。東京の新宿文化センターで『郷原茂樹IN新宿/ポエム&ソング』が開かれました。
 郷原社長とともに舞台女優の宮本裕子さん(読売演劇大賞の受賞者)も舞台にあがって詩を朗読。そしてこの日のために結成されたプロ音楽家たちによる「東京ラブリーサウンド」の演奏にのせて、オペラ歌手の江口二美さんなどが数々の歌を披露しました。
 いずれの歌も編曲家の湯川徹氏などが手を加えたため、歌の原石が輝きを増しました。また照明や音楽も専門スタッフが参加したこともあり、ステージはショーとしての魅力あふれるものになりました。
 幕がおりたのちもアンコールがやまず、多くの観客が会場に残っているため、近くのクラブを借り切ってパーティを開くことになり、100人あまりが参加する盛り上がりをみせました。



 還流する歌のいのち
 地元で生まれた歌を東京に送り出し、東京で新しく磨きあげられた歌を、また地元に呼び戻す。――このような文化の環流を実現させるため、フェスティバロでは全社をあげて地元のコンサートを実行しました。
2003年5月、フェスティバロの創立20周年記念事業の一環として、『アニバーサリー・コンセール』を開催。………東京ラブリーサウンドとともに歌手の江口二美さんと大石有里子さんを招きました。
 会場は鹿児島市に南日本新聞ホールを、大隅半島に鹿屋市文化会館を確保し、フェスティバロの全社員が役割分担して準備活動を進めました。ポスターやチラシ、立て看板などの制作や配付、観客動員のために電話をかけまくり、PRにかけまわり、それから同日の受付や進行、出演者の食事や宿の手配など―――。地域で文化を育てるための大小さまざまな仕事を、フェスティバロの社員たちはそれぞれに体験しました。
 いよいよその当日、ステージの照明や音響などは地元の専門業者が引きうけ、またテレビ局の力添えで制作した映像がステージのホリゾントいっぱいに映し出されました。それは歌に合わせた四季折々の地元の風景の映像で、その前で東京のバンドが演奏し、歌手がうたう、それも地元の思いを織りあげた歌を―――。鹿屋市文化会館で、フェスティバロの社員たちはおよそ2000人の市民とともにそれを鑑賞しました。
 1曲終るごとに大きな拍手が湧きおこり、最後には会場が総立ちになり歓声と拍手が響きました。
 それは出演者だけでなく、フェスティバロの社員たちにも送られているかのようでした。
 こうしてひとつの文化を創ったという達成感は、それを成功させたノウハウとともに、フェスティバロのDNAとして今日まで生きつづけているのです。

 歌いつぐためのCDづくり
 フェスティバロでは「アニバーサリー・コンセール」の成果を型あるものとして残すため、CDを制作しました。演奏は湯川徹氏のリードする「東京ラブリーサウンド」。歌は江口二美さんと大石有里子さん。
 レコーディングは、東京六本木のスタジオで3日間にわたって行われました。そして凸版印刷の協力で、二枚組のCDが完成し、そのタイトルは「みなみ風の歌」としました。
 このCDはフェスティバロのスピリットとして、毎年新入社員に贈っています。また特別なお客様にもプレゼントしています。

みなみ風の歌・CDの紹介

1. 埴輪の人形
2. 水のふるさとから
3. 郷愁の街
4. 大隅半島は招くよ
5. 花瀬川
6. 甲突川のほとり
7. 隼よ未来の人に告げて飛べ
8. 満月
9. 愛のはじまり
10. 青春の心に帰ろう
フェスティバロの歌I
歌/江口 二美  編曲/湯川 徹
1,500円(本体価格1,429円)
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1. 春のふるさと
2. 若者の門出
3. 別れ
4. あなたへの手紙
5. 悲しい旅
6. 天文館ストリート
7. 歌を届けよう
8. みんな若者
  
フェスティバロの歌II 
歌/大石 有里子  編曲/湯川 徹
1,500円(本体価格1,428円)
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 DVD制作―――さらに新しい創作活動
 唐芋が鹿児島に伝来して300年目にあたる2005年3月に、フェスティバロでは鹿児島市の一番の繁華街に「唐芋ワールド」を建設しました。そしてそのなかの一部屋では《みなみ風の歌》をいつまでも聴けるように、しかも歌にあわせた映像も観れるように、DVDを制作し、大型スクリーンを設置いたしました。

 DVDの制作は、東京都渋谷区の鰍sVC(東京ビジュアル・コミュニケーション)に発注。同社のベテラン瀧崎靖孝氏が専任プロデューサーとして全体を企画しました。そして、歌そのものを大切にするため映像は静止したものにすることが決まりました。

 その作業は歌にあわせた風景や人物などをスチール写真として撮影することが始まり、郷原社長が自らカメラを持って、モデルや撮影アシスタントの社員たちをつれてロケに出かけました。
 大隅半島や鹿児島市、桜島、薩摩半島などの各地でロケは行われ、四季折々の風景を追い求めたために、一年を越える仕事となりました。さらに東京、神戸、福岡などでも撮影が行われました。
 DVDに収録されている18曲のすべてにフェスティバロの女子社員がモデルとして登場しています。


≪モデルとなったみなみ風通販部の庄司さやかさんのメモ≫
 鹿児島市での撮影は鹿児島の歴史上、初めての大雪でしたが、撮影は決行されて、錦江湾に長く突き出す突堤の上で開始されました。これまでこんな場所があるとも知らないところで、堤防はひざまで雪に埋もれる状態で、風も寒くて大変でしたが、そのうち雪もあがり、なんとか撮影は終わりました。それから数日後、出来上がった写真を見てみると、ものすごくドラマチックな風景で感動しました。DVDとなった今も、「鹿児島のあれはどこ!?」という声をよく聞きます。大雪の日だったから、鹿児島では二度と撮れない風景でしょう。やはり強行したおかげだと思います。


 DVDを制作するために、フェスティバロの担当社員たちは発注先の概VCとの打ち合わせのため何度か東京に出かけました。また同社の瀧崎プロデューサーも何度かフェスティバロに来社し、細かいスケジュールにもとづいて共同の作業を実行しました。
 こうしてDVDを完成させたことで、フェスティバロの若い社員たちは、東京と連携した文化創造を体験でき、それはまたひとつのノウハウとして社内に深く根付くことになりました。

 このDVDは鹿屋本店カフェ「みなみ風」でも上映しております。






 2010年春、制作しました。福岡をステージとする5つのオリジナルソングが収録されています。
 作詞はすべて郷原茂樹。曲は全国公募した結果、およそ500曲の応募の中から選びました。また歌手も公募し、およそ30人のなかから選びました。歌手の最終選考は福岡の溝上ミュージックスクールとタイアップして、同スクールのスタジオで開き、5名を決定しました。
 そのなかの「柳川慕情」をうたう、山北あい子さんと永田リエさんの二人は、2010年10月の柳川市民まつりに招かれて歌いました。当日は5万人を超える来場者でにぎわい、午前中は雨が降り続き開催があやぶまれました。けれど正午すぎると青空がひろがる秋日和に-------。いよいよ2人が歌う時になると、金子健次市長が舞台にあがり、2人を自ら紹介して下さいました。

 元気印の永田さんが着物姿で、演歌調の「柳川慕情」を伸び伸びと歌いあげ、シックな実力派の山北さんは個性ゆたかなファッションでポップス調の「柳川慕情」をじっくりと聞かせました。
 間奏のたびに会場から大きな拍手と歓声があがり、金子市長は「これから柳川のご当地ソングとして大切に育てたい。ぜひ歌いつづけて下さい。」と2人を激励して下さいました。

《福岡の歌》
  @アジアンフェスティバロ
    作詞 郷原茂樹
    作曲 岸川恭子、町田浩明
    編曲 湯川徹
    歌  渡壁美和子
   A天神よ、いつまでも
    作詞 郷原茂樹
    作曲 上野千代子
    編曲 湯川徹
    歌  原田菜津子
   B福岡とつぶやけば
    作詞 郷原茂樹
    作曲 湯川徹
    編曲 湯川徹
    歌  ヘラルド・アルダマ・ゴンザレズ
   C柳川慕情〜演歌〜
    作詞 郷原茂樹
    作曲 清水登志男
    編曲 湯川徹
    歌  永田リエ
   C柳川慕情〜ポップス〜
    作詞 郷原茂樹
    作曲 山北あい子
    編曲 湯川徹
    歌  山北あい子




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