唐芋菓子専門店【フェスティバロ】

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「環流」文化運動



創作活動 音楽活動 お知らせ




 あるコンサルタントが、「フェスティバロのブランド・パーソナリティは、社長・郷原茂樹の作家活動を背景にアーキテクトされた。」と語りました。
 そのことを今、あらためて再確認してみましょう。


 新都心に、創作のためのベースキャンプ

 郷原社長は大隅半島にUターンした当初、地元の大自然を舞台にした民話や童話を創作しました。また、奄美群島を取材してまわり、歴史物語やルポ風の現代小説を手がけ、東京の小出版社から上梓しました。

 その後、時代が昭和から平成に変わったのを機会に、東京都新宿区の新都心に拠点をおいて、創作活動をはじめました。そこで誕生した作品は、TVのトレンディドラマのさきがけのような若者たちのラブストーリーでした。けれど、時代はまさにバブル経済のクライマックスで、新都心には巨大な経済パワーで圧倒的な超高層ビル群が出現する一方、その周辺では昔ながらの街が崩壊し、住民が立ちのきを強制され、深刻な過疎化が進んでいました。
 新都心周辺のこの状況は、大隅半島や奄美群島などの農村地帯と重なり合うものがありました。郷原社長の描くラブストーリーはそのような社会状況をベースにして、都市と地方とが共通テーマで環流するドラマとなっていました。

 そのような作品が次々と出版される度に、新宿の紀伊国屋書店や京王プラザホテルなどで《郷原茂樹ブックフェア》が開かれました。また新宿界隈のOLを主にした読書会が開かれました。とりわけ、この読書会は郷原社長が若いシティ感覚を吸収する絶好の場となりました。







 環流によって上昇気流に
 郷原社長はこの間、フェスティバロの社長として、その経営の安定・成長をはかる努力をしつづけており、鹿児島にたえまなく帰っていました。鹿児島から東京へ、東京から鹿児島へ、この行き来によって、フェスティバロに「環流」のシステムが出来てゆきました。
 やがて時代が変り、バブル経済が破綻し、いっきに社会が混迷したことから、郷原社長は新都心での創作活動を打ちきり、鹿児島に戻り、フェスティバロの経営に専念しました。この後にライン化された本格工場が建設され、全国の空港やデパートなどへの進出がはじまりました。それとともに新しい唐芋レアケーキが次々とデビューしました。
 この時期、あたかも上昇気流に乗ったかのような躍進をとげることができたのは、郷原社長が新都心での創作活動によって、新しい都会的な感性を磨き、そして幅広い人脈を築いたことの成果によるものでした。
 郷原社長はその後、創作活動をやめたわけではありません。海を見おろす丘の上に山小屋風の仕事場をつくり、そこで創作をつづけています。ただし、会社の仕事が忙しく、ほとんど通えない月もありますが、長い歳月をかけて、いくつかの作品を上梓しています。


 「南風図書館」の希望
 郷原社長は若い頃から大隅半島に図書館をつくるのが夢でした。
 例えば陶芸家は自分の窯をすえた仕事場をもち、そこで創作しながら展示・販売しています。郷原社長はこれを見習って、自分の図書館で創作しながら作品を展示・販売したいという希望を抱いているのです。
 このため、今まで出版された本のすべてを、ある一定数は確保してあり、いま丘の上の山小屋に保管されています。ここは「南風図書館」と名づけられ、将来はそれらの本の展示・販売がなされる予定です。

■四季の花が咲く南風図書館

 日本の本土最南端のダイナミックに輝く風景を見晴らせる丘の上、コテージ風の「南風図書館」が建っています。
 ここは作家としての郷原茂樹の仕事場であり、また蔵書の保管棟も兼ねています。眺めのよい庭園には、ツバキやサザンカ、モモ、サクラ、ツツジ、サツキ、アジサイ、ジャカランダ、ハイビスカス、ムクゲ、ブーゲンビリアなどの花木が植えられ、四季の移ろいとともに彩りゆたかな花を咲かせます。また郷原茂樹がアメリカのエルビス・プレスリーの生家でひろってきた木の実が、ここで見事に育ち、小さな林になっています。

ここ南風図書館では春には社内の花見大会や各界の人々を迎えての花見の宴、詩の朗読会などが開かれます。また対岸の薩摩半島に沈む夕陽が美しいため、秋には「夕陽を見る会」も開かれます。

今のところ一般開放されていませんが、将来は隣接地に美術館やライターズコロニーなども建設される予定です。そして一帯を「大隅半島文化村」として、全国の人々をお迎えすることにしています。




2011年の本紹介 逃げ水の七郎太 ここに「私」はいる





東京友禅 オペラハウスの見える坂道 奄美物語ー再刊ー
1,223円(本体価格:1,165円)
(河出書房新社)
1,260円(本体価格:1,200円)
(勁草書房)
1,575円(本体価格:1,500円)
(あさんてさーな)



淡星をふり仰いだ時 帰ってゆきたい景色 黒潮のなかのコスモロジー
2,100円(本体価格:2,000円)
(勁草書房)
525円(本体価格:500円)
(勁草書房)
1,050円(本体価格:1,000円)
(勁草書房)



君がいた新宿 新宿の愛しげな春 民話集/開聞太郎
1,260円(本体価格:1,200円)
(勁草書房)
1,575円(本体価格:1,500円)
(八重岳書房)
1,050円(本体価格:1,000円)
(八重岳書房)
雨は降り、雨はやむ 生と死の融点
2,520円(本体価格:2,400円)
(思潮社)
2,310円(本体価格:2,200円)
(思潮社)

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長編小説『太平次』

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