新たな年を迎えました。当社は、今年創業30周年を迎えます。いつも暖かいご指導お力添えを戴き、ありがとうございます。
私どもが菓子作りを営む、大隅半島は農業の一大産地です。私共、フェスティバロ社は創業以来、地域の職場作りや地場の作物の付加価値作りをテーマに事業を行ってまいりました。
30周年目を迎え、支えて下さった方々に感謝の気持ちを込めて、次なるステージを創発しようと張り切っております。新たなるフェスティバロが皆さまへ喜んで頂けるように今後も努力してまいります。これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。
フェスティバロ社 代表取締役 郷原茂樹
街の小さなカフェテラス「フェスティバロ」からスタート。
フェスティバロ社という名前に命名する。
この時期、GATウルグアイラウンド等により農作物の輸入自由化が始まり、世界中が揺れ動いていました。
カフェテラス「フェスティバロ」から、レストランへ。唐芋フルコースを開発。
鹿児島地場食材を使い、地元農業の活性化をはかるレストランを目指しました。
農作物はグローバル化へ。
食のグローバルが図られる。
フルコースのデザートとして創作した「紅はやとケーキ」が婚礼引き菓子として人気となり、製菓業としての道が開ける。
その後、新たなる菓子、唐芋レアケーキの誕生。スチュワーデスさんのケーキというニックネームに。
各地域は、食のグローバル化への対応をどのようにするか?模索を始めていった。
一流デパートとのパートナーシップにより、東京、大阪、札幌等々への進出。
県外への進出が、鹿児島県に職場を生み出した。新たなるフェスティバロの試み。海外からも視察団が訪れるようになる。
2011年、日本のスイーツのメッカともいえる神戸市に新工場「神戸菓舎」完成。
2012年、鹿児島市・鹿屋市にて、世界唐芋友好フェスタ&第4回東アジア唐芋友好ワークショップを実施。
おかげさまで、フェスティバロ社は30周年を迎える事が出来ました。鹿児島の地域と共に歩み、節目を前に自分達の取り組みを振り返っております。
2000年あたりから、私どもの事業に海外からの視察団が訪れるようになり、私どもも海外の方々のもとへ訪れる事も多くなりました。 そこで出会った物は、日本と変わらない問題を抱えている地域でした。地場の中で、どのような価値を生み出せるのか?それは、世界規模の問題になってきていると痛感しております。
私共フェスティバロ社も、地場が持つ食材で新たなる食の文化を作り出そうと初心を新たに致しました。食のグローバル化からローカル化へを合言葉に新たなる挑戦をして参りたいと思っています。ご支援受けたまわれば幸いでございます。
新事業本部 瀬貫ひとみ
東アジアを中心に広がる唐芋文化。中国は、世界最大の生産を行い隣の韓国では、国をあげて唐芋の普及を行っています。
日本の中では、鹿児島が一大産地帯になっており、その文化は芋焼酎から、澱粉産業まで。この作物だけで地域が形成されているのは、世界の中で見ても非常に珍しい物です。
私どもフェスティバロ社は、ここ地場の鹿児島に東アジアを代表するような『唐芋パビリオン』を作ろうと考えています。
芋の育成研究
芋の貯蔵研究
特殊種芋育成
地域が蘇るように。入社後、多くの先輩達にそう学んで参りました。私どものフェスティバロ社も今年30周年を迎えます。御愛好本当にありがとうございます。日々業務に追われていく中で、気がつくと世界中から我々と同じ地域というテーマに臨んでいる人々に出会いました。
フェスティバロのDNAとも呼べる「お菓子で感じる、みなみ風」というコンセプト。
30周年目の節目を前に、私どもも少しでも多くの方々にみなみ風を感じて頂けるよう、店舗の発信、HPの発信のあり方を創造的にしていけるように努めてまいります。
私共の取り組みを覗きに来て頂ければ幸いです。
ジェネラルマネージャー
郷原拓東
フェスティバロは現在全国にお店が広がり、また国内だけでなく海外からも視察団が訪れるなど大隅半島という自然豊かなローカルにありながらも、グローバルなつながりを持っています。
情報センターでは、主にホームページ・SNSなどを活用し、各地につながる方々との距離を縮め、気持ちをつなげるような仕事をしていきたいと思っています。
遠く離れていても、フェスティバロの今一番新しい情報をお届けできますようにつとめます。皆さまのまだ知らない、フェスティバロをどんどん紹介していきます。皆さま、どうぞ新しいフェスティバロにご期待くださいませ。
またご意見・ご感想も日々たくさんいただいております。感謝申し上げますとともに、この皆さまからの声を社内スタッフ全員につなぎ、よりよいお菓子つくりに生かしてまいります。今後ともどうぞお力添えのほどお願いいたします。
情報センター長
黒木めぐみ
フェスティバロの旗艦店とも言える場所、それが天文館「唐芋ワールド」です。オープンして今年で9年目を迎え、地元のお客様をはじめ、日本全国、また海外からも観光のお客様がご来店くださっております。
その中でも、スチュワーデスさんに愛され全国で人気商品となった「ラブリー」。ここ、唐芋ワールドでは、この「ラブリー」の姉妹品達が全国でも唯一、ここだけに集結しています。また、カフェ『みなみ風』農場ではフェスティバロの商品を食べるだけではなく、普段と違う形でご提供させて頂くと共に、ラブリーの育った大自然いっぱいの中にいるような空間を楽しんで頂けます。
全国にいらっしゃるお客様に更に喜んで頂けるよう、"五感"体すべてで感じることのできるお店作りを心がけ、今年はさまざまな企画を考えています。「ラブリー」のふるさと、フェスティバロ「みなみ風」農場を実際に体験して頂き、その中で育った唐芋や、青葉ハーブ・フルーツなどをオリジナルの方法で召し上がる・・・直営農場があるからこそ、体験できるこの世界を『唐芋ワールド』にて感じていただければと思います。
今年、フェスティバロの唐芋の世界を今以上に全国の皆さまにもお楽しみいただけますよう、今までにない新たな取り組みでご紹介して参りたいと思っております。スタッフ一丸となり頑張ってまいりますので、ぜひご期待くださいませ。本年度も、どうぞ御贔屓賜りますよう、お願い申し上げます。
唐芋ワールド
館長 松下佳代
2012年5月、鹿児島中央ターミナルビルに、フェスティバロの新しい和菓子ブランドとしてオープンいたしました。フェスティバロ社の「みなみ風」農場では150品種の唐芋が栽培されています。全国でもこれだけの品種を栽培している企業は珍しいのではないでしょうか。当店では、この多種多様な品種をいかし、特別に選んだ希少品種を使用し、「焼からいも」シリーズを販売いたしております。150年もの歴史のある品種から新品種など、それぞれのもつ個性を表現しています。唐芋の生産地である鹿児島だからこそ行える品種管理をいかした商品作りを通して、「唐芋」のもつ魅力を皆さまにお届けできればと願っています。どうぞ多彩な唐芋の美味しさをお楽しみくださいませ。
当店は鹿児島伝統の古商家を再現し、大きな手作りのれんや150個の提灯が掲げられています。店内には、観光客の皆さまに好評な「西郷どん・篤姫さぁ記念撮影コーナー」や「おくつろぎスペース」もございます。
今年もお客様と楽しく会話をし、笑顔でお帰りいただけますよう誠心誠意でつとめてまいります。また鹿児島中央駅のみやげ横丁に「和風菓 からいも 支店」がございます。こちらもあわせてお立ち寄りくださいませ。
和風菓からいも本店
店長 川畑美香
スカイツリー店が開業して、早8ヶ月となりました。当店では、幻のお芋と言われている「おいらん芋」と濃厚な生クリームを合わせた、スカイツリー店だけの限定販売の唐芋レアケーキ 「大江戸一番 おいらん」を販売しております。味はもちろん、見ためもスカイツリーのライティングのひとつでもあります、江戸紫を表現していて、白い生地の中に淡い紫の輪が浮かぶ華やかなレアケーキです!販売員も、レアケーキの艶やかさに負けず劣らず、真っ赤なハッピにねじり鉢巻をキュッと結んで、元気いっぱいにお客様をお迎えしております。
スカイツリー店には日本全国のみならず、外国からも多くのお客様がいらっしゃいます。2013年はこのシチュエーションをさらに活かし、たくさんのかたを明るい笑顔と元気な声でお迎えし、一人でも多くのかたに、鹿児島の唐芋の美味しさを伝えられるように従業員一同、取り組んでいきたいと思っています。
東京スカイツリー店
チーフ代理 上野千夏
スイーツドリーム店は、JR博多駅構内「いっぴん通り」アーケード内にございます。フェスティバロで一番人気の唐芋レアケーキ「ラブリー」をベースに、更にグレードアップした当店でしか手に入らない「レアケーキZシリーズ」を販売しています。
一昨年、JR博多シティのリニューアルオープンと同時にできたスイーツドリーム店は、3月2日で開店丸2年を迎えます。 今年はそれに合わせて、通常は5個入りのみで販売している当店で一番人気の商品の唐芋レアケーキ「花九州」を、特別に3個入りでご用意するなど、これまでにない新たな商品展開で皆さまにご満足いただけますよう取り組んでまいります。
スタッフは皆明るく元気なメンバーです。お客様との会話を大切にし、わたしたちに会いに来店していただけるような販売員になりたいと、いつも思っています。 博多にお立ち寄りの際は、スイーツドリームフェスティバロにぜひ遊びに来てください。スタッフ一同、笑顔でお待ちしております。
スイーツドリームフェスティバロ
チーフ 山口綾香
沖縄空港2F JAL側 出発搭乗口前のBLUE SKY店内フェスティバロコーナーにて、沖縄限定の唐芋レアケーキ「Shuri(シュリ)」を販売しています。
私の今年のスローガンは "「Shuri」と一緒に思い出を語ろう" です。
まだまだご存知ない方も多く、沖縄空港にこんなにもすばらしく美味しいお土産があるんだな〜っと、もっと多くの皆さまに知っていただけますよう元気に販売を行っていきます。
Shuriをご存知のお客さまから、またお客さまへ…とつながり、広がっています現状をありがたく思い、来店されますお客さま一人一人と笑顔でお話し、Shuriとその美味しさをご紹介していきたいと思います。
那覇空港店
チーフ 棚原さつき
本年は、我社が更なる飛躍のための改革に取組む年です。 昨年は鹿屋本店にこれまでと比較にならないほどの多数の観光バスのお客様がお越しくださったり、唐芋友好ワークショップに韓国・中国などから100名を超える方々がフェスティバロの6次産業の取り組みを学びに来日したりとフェスティバロの培ってきたローカリゼーションの意義を再認識することができ、またさらに深耕することの必要性を感じることができた年でした。
改革・変革はゆるぎない基本・伝統が基盤にあるからこそ力を発揮しますので、これまで培ってきた伝統、例えば全国で人気の「ラブリー」の品質・味・どこにも負けない元気な明るい販売、自社農場で自然栽培し、商品製造にいたるまでの一貫した取り組みなどはさらに強固なものにしていく必要があります。
サポートセンターのなすべき役割は「お客様第一」の実践のために、最前線の店舗の機能を高め、サポートしていくことです。社内の各セクションがぞれぞれの固定した任務を遂行するだけでなく、部署が垣根を取り払い、全体の中の各機能となる必要があります。 最前線の店舗のスタッフの方々には計画にそって「お客様第一」に取り組んでいただき、サポートセンターでは一丸となって最高の「お客様第一」の実施ができるように、サポートする体制を整える取り組みを行ってまいります。
サポートセンター長
矢田慎二
当社の製造拠点は製菓工場が鹿屋市・神戸市の2箇所、ペースト加工工場が1箇所の計3箇所あります。
地元鹿児島のもつ文化を大切にしながら、他の地域との連携も大切にして、地元の独自の価値観・生産力を強め広めていくことを再認識していきます。
「お客様第一」という創業以来のモットーを念頭において、お客様にあわせた
・物事を広く見る力
・人や物に配慮する力
・商品を高品質に保つ力
・喜ばれる丁寧な接客
などを社員一人一人が目標として、フェスティバロのさらなる進化をめざしたいと思います。
製造部門ではありますが、原料となる唐芋の栽培、販売する店舗勤務も経験し、お客様との関わりも深め、気持ちのこもった商品作りにも励んでまいります。
コンフェクションセンター長
中野義次