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東日本巨大震災復興支援活動







唐菜(からな)を生かすための活動
 唐菜(からな)とは、カラ芋の葉や茎を食することが出来るように品種改良された新しい野菜です。
 これは独立行政法人「九州・沖縄農業研究センター」が10年ほどの歳月をかけて開発した世界でも珍しい品種で、一般にはまだ広く普及しておりません。

 フェスティバロは「みなみ風」農場でこの栽培を試み、またケーキなどの商品開発も進めてきました。しかし、まだ野菜としての活用には至っていないところです。

 唐菜はカロチンやポリフェノール、カルシウムなどはホウレンソウの約3倍という素晴らしい栄養分に恵まれています。しかも、さまざまな料理にいかすことができ、さわやかな風味を楽しめます。

 夏野菜が少なくなる時期、それも東日本の巨大災害地の人々は、深刻な野菜不足に悩まれているのではないでしょうか。

 私たちはこの時期、被災地の人々に、この「唐菜」を活用していただくための活動を始めました。


 7月9日午後2時より、宮城県石巻市の仮設住宅地で、唐菜を栽培するためのプランターや培養土、肥料など100セットをプレゼントする集いを開きました。
 この仮設住宅地は地震や津波で家屋が壊れたり流されたり、また親兄弟などを失った人々が、一時的に暮らしているところで、一面に砂利を敷き詰めた広場に、プレハブの長屋が幾棟もぎっしりと建ち並んでいます。
 当日はフェスティバロの郷原社長が現地に出かけ、プランターで栽培する方法などを説明し、唐菜料理のレシピをそえてプレゼントしました。また種子島から直送した「安納芋」の焼き芋も配布し、「秋には掘りたての唐芋150品種をトラックで届けます」とあいさつすると、大きな拍手が起きるなど、広場はすっかり打ちとけた雰囲気になりました。







 フェスティバロとNPO「唐芋ワールドセンター」がタイアップして、福島県と宮城県で唐菜(からな)栽培と料理づくりの講習会を開きました。
 料理の講師は鹿児島女子短大の福司山エツ子先生で、フェスティバロの郷原社長と、松下店長、それにNPOの児嶋副理事長の4人が現地に出かけました。




 6月22日午後2時より、福島県二本松市の市民交流センターで、講習会を開催。地元婦人をはじめおよそ30人が参加し、福司山先生といっしょになって、唐芋料理づくりにチャレンジしてくださいました。

 試食会では「こんなに美味しいとは思っていなかった」という声もあり、みんなが大笑い。「みなみ風」農場から送り届けられていた、たくさんの唐菜(からな)を、みなさん分け合って持ち帰ることに。それとあわせて、「唐菜を自宅で栽培したい」という希望も多く、松下店長(父親が唐芋農家で唐菜も栽培している)が栽培方法などを説明しました。
 私たちにとってすべての人が初めての出会いでしたが、多くの方々が私たちを駅まで見送って下さり、電車が動き出すとさかんに手をふって見送って下さいました。



 6月23日午後1時より石巻市のコープ蛇田店2Fキッチンスタジオで、講習会を開きました。ここにも30人ほどが参加してくださり、福司山先生のユーモアたっぷりの活発な手順を見習いながら、全員が料理やジュース、デザートづくりを手掛けて下さいました。

 試食会にはコープのお買物客のみなさんも加わり「生まれて初めてのさわやかな風味」と大喜びして下さいました。
 また農家の人々もたくさん参加して下さり、その栽培法などを熱心に質問され、それぞれ唐芋を両腕いっぱいに抱いて帰られました。




 石巻市での唐菜料理講習会にラジオの告知を聞いて参加された佐藤さんが、「自分の住む仮設住宅で唐菜を栽培したい」と申し込まれました。
 そこでスタッフたちは佐藤さんに同行し、仮設住宅に出かけました。
 石のジャリを敷きつめた広場に、およそ500戸のプレハブ住宅が並んでおり、にわかに移住してきた関係で隣近所もほとんど知らない仲だったというのに、唐菜をプランターに植える時には、数名が集まってきて、話がはずみました。
「みどりのない殺風景なところなので、唐菜はさわやかな色どりをそえるだろう」とか、「みんなで栽培や料理を楽しもう」とかー。
 そこでフェスティバロではこの仮設住宅のみなさまに100個のプランターと園芸用の土、そして唐菜の苗をプレゼントすることになりました。




 福島第一原発に近い浪江町で食堂を35年間経営していた芹川輝男さんと妻の泰子さんは、二本松市に避難してきて、市民交流センターの1階で、食堂を再開することになりました。
 ちょうどオープンの日、私たちはこの店に入り、名物の「焼そば」を注文しました。そこで芹川夫妻から「夏野菜が手に入らない」という話を聞き、持参していた唐菜をレシピ集をプレゼントしました。
 芹川夫妻は説明を聞いて「唐菜をぜひ活用したい」と興味を示されたので、フェスティバロでは「みなみ風」農場から唐菜の育つ夏期に芹川夫妻の必要に応じて次々と送り届けることにしました。




 今回の講習会を開くために、二本松市の市民交流センターの事務局長の西村剛一さま、書家の尾形光雲さま、それから石巻日日新聞社常務の武内宏之さま、生協コープのみなさまなど、多くの人々のお力添えをいただきました。
 また、ご参加下さいました方々にもさまざまなご高配をいただきました。どの人とも初めての出会いでしたが、暖かい心の触れ合う交流ができました。
 とりわけ、大災害にもくじけずにたおやかに力強く生きておられる姿に接し、心を揺り動かされました。
これを機会にこれからも交流させて下さいますようお願い致します。ありがとうございました。
 





 唐菜のレシピ集とパンフレットを製作

 唐菜のおひたしやサラダ、焼そば、そしてジュースなどの料理やデザート18種を紹介するレシピ集が完成しました。
 これは鹿児島女子短大の福司山エツ子先生を講師に開いた「料理教室」の成果をまとめたもので、今すぐ役立つカラー写真満載の手引書です。
 また、唐菜の栄養分などを紹介するパンフレットも完成しました。



 唐菜(からな)を使ったレシピを作るため、
料理の試作を行いました。

  ・フェスティバロとNPO「唐芋ワールドセンター」では、このレシピをそえて、被災地に次々と唐菜を送り届けます。
  ・またその第一便が届く6月中旬、被災地で唐菜の料理講習会を開きます。
出来上がった唐芋料理の数々
▲出来上がった唐芋料理の数々

唐菜をゆでる福司山教授
▲唐菜をゆでる福司山教授
 栄養ゆたかで独特の風味をもつ新品種の夏野菜。・・・・唐菜を生かしたレシピづくりを行いました。
 4月28日、鹿児島女子短期大学の福司山エツ子先生を指導者に迎え、鹿児島市内のデパート・マルヤガーデンズのキッチンプラザに、唐芋ロンドの主力メンバー7人が集まり、10種の料理を試作し、その手順などを記録しました。
 その後、試食会を開き、それぞれの料理に生かされた唐菜の風味を楽しみました。

 福司山教授の話・・・・・
  「今回、あらためて唐菜の美味しさに感動しました。これなら被災地のみなさんによろこんでいただけると自信を深めました。」

 ●フェスティバロとNPO法人「唐芋ワールドセンター」では、このレシピをそえ
  て、被災地に次々と唐菜を送り届けます。


神戸菓舎完成時に
100万円を寄付

 フェスティバロでは、かねてから社員全体で実行してきた復興支援活動によって確保した義援金とともに、「神戸菓舎」完成祝賀会の経費を大幅節約するなどして、100万円を貯え、これを神戸市社会福祉協議会を通して、東日本巨大震災地に寄付しました。

 「神戸菓舎」の完成間近な時に、東日本巨大震災が起こりました。
このためフェスティバロではその完成祝賀会を自粛することにいたしました。しかし、郷原社長がある日、テレビのニュースで一人の若い医師の発言を聞いて、それを開催することに方向を改めました。

 その医師は凄まじい災害地にのりこんで、衰弱した人々の治療活動に取り組んでいましたが、そのさなか、奥さんが出産しました。医師は初めての子供を両腕でしっかり抱きしめながら、こう語りました。「こんな状況の中でも、新しい生命が生まれた。私たちは未来を託されている。希望をかかげて、前進しなければならない」とー。
 「神戸菓舎」はいままさに誕生した未来であり、私たちは大きな希望をかかげて、力強く一歩を踏みださねばならないという思いを抱きました。
 東日本の被災地の人々を支援できるとしたら、私たちが自ら立脚するところでさらなる努力を積み重ねることが大切ではないでしょうか。
 こうして神戸菓舎の完成祝賀会を開催することになりました。

 しかし、出来るだけその経費を節約して、節約できた分を義援金として寄付することにしました。

 神戸菓舎のスタッフだけでは人手不足なので、鹿児島から「花組」をはじめ女性5人が応援にかけつけ、工場の片隅に簡易ベットを持ちこんで宿泊し、その準備にかけまわりました。
 祝賀会では司会や受付、案内などの役割を、社員が分担し、盛況裡に終えることができました。


--社内全体で行動開始--
 フェスティバロでは東日本巨大震災の復興支援として、義援金100万円を確保するための活動をはじめました。
 まずは義援金を募集する手段として、「みなみ風」農場の周辺に新芽を出したばかりの山菜を摘んで、自店で販売することにしました。


義援店がスタート
3月25日、農場および本社事務所の各スタッフ15名が、「みなみ風」農場に集まり、「ツワ」や「タラの芽」を摘んで、パック詰め作業を行いました。

また、農場に実っている「河内晩柑」という特別なミカンも収穫し、これも義援金づくりのための商品に仕立てました。

義援店がスタート
 鹿児島市の繁華街にある唐芋ワールドの玄関前で、義援金募集の山菜販売をはじめました。

 さっそく通りかかった市民のみなさんがお立ち寄りになり、「タラの芽」や「ツワ」などを次々と「これは新鮮だ。春の旬を楽しめる。」とよろこんでお買い求め下さいました。なかには「義援金にしてね。」と代金よりたくさんのお金を募金箱に入れて下さる人もおられました。

 また、河内晩柑などは社内販売も行い、工場パートさんたちも積極的に協力して下さいました。
2回目の収穫を行いました。
 第2回目は4月15日、雨の降る中で行われ、新しく芽をふやしたタラやツワを摘みました。前回より短時間でしたが、春たけなわのせいか、予想以上の収穫がありました。
 その後、農場のなかの「迎友館」で、ツワの皮むき作業を行いました。すっかり手なれた作業ぶりで。とてもスムーズにすすみました。
 今回は鹿児島中央駅のフレスタ店でも販売させてもらえることになり、他は自社の唐芋ワールドと鹿屋本店での店頭でも販売いたしました。


 栄養ゆたかな新しい野菜「唐菜」を、
 被災地に届けるための準備をはじめます。
新芽が出そろった「唐菜」  夏野菜が少なくなる時期、それも東日本の巨大震災地の人々には、深刻な野菜不足に悩まれるのではないでしょうか。

   私たちはこの時期、被災地の人々に、わずかですけれど、「唐菜」を届けたいと思っています。

   唐菜とは、唐芋の葉や茎を食することが出来るように品種改良された新しい野菜です。
 唐菜はカロチンやポリフェノール、カルシウムなどはホウレンソウの約3倍という素晴らしい栄養分に恵まれています。
 その食べ方につきましては、これからレシピを制作いたします。

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