託された想い…
声が人を繋げていく
「行列になるお菓子を作ろう!!」
1990年。フェスティバロラブリーは誕生しました。創業者の口癖は、「行列ができるほどお客様に喜んでいただけるお菓子作りと笑顔の販売をしよう」でした。
それも地元の豊富な唐芋をいかして、農村を豊かにしたいという夢を抱いて。その想いに共鳴した10代の社員が、街頭に出て、声を出してアピールしていきました。それがフェスティバロの販売のスタンスとなっていったのです。その伝統は脈々と今日まで続いております。
10月1日。ラブリーヌーヴォーは鹿児島で一斉解禁。
その日の南日本新聞朝刊に全五段カラーで解禁告知が掲載されました。
そうして2012年10月1日、12:00。
鹿児島県内店舗中からー斉に「ラブリーヌーヴォー解禁」の声が上がりました。
それは高波のようにとどまることを知らず、どんどん大きくなっていきます。今年初のラブリー販売が遂に開始したのです。販売スタッフ達が今年最初のラブリーを大きな声で告知しています。
「ラブリーヌーヴォーが解禁致しました!」
「2012年、今年最初のラブリーでございます!」
「唐芋レアケーキラブリーは、今の時期だけ掘りたて芋でございます!」
「この時期だけしか召し上がれない旬のお味が出来上がりました!」
工場スタッフ一同もこの日ばかりは、初物ラブリーで最初のお客様をお迎えしたいと店舗で控えていましたが、販売スタッフ達の迫力に引き込まれて、元気いっぱいにその中に入っていきました。
土作りから始まる、ケーキ作り。それは1年間をかけて・・・。
人々のドラマと共にラブリーは製造されていきます。農業従事者、工場工員、数々の人々の想いを胸に抱きながら、販売スタッフ達が発していく声・・・。鹿児島の土地で生まれ育った彼女達が、土地の作物(唐芋)とそこで生きる人々の営みを自分たちの言葉で伝えていく。これが、フェスティバロラブリーのもう一つの魅力なのです。2012年10月1日。ここから素材、作り手、伝え手それぞれが響きあい今年のラブリーの世界を作っていきます。
2012年10月1日、12:30。天文館本店にて、販売スタッフの心意気に共鳴するかのように、お客様次から次へとご来店。ラブリーをこんなにも待っていて下さったお客様がいらっしゃった。と感謝を噛みしめていると、お客様が長い列になってラブリーヌーヴォーを待ってくださっている事に気付きました。
種芋の選定からはじまり、お客様の手に渡るまで1年間。農業従事者から菓子製造者へ、菓子製造者から販売スタッフへ。それはまるで、長いリレーのバトンのように気持ちが繋がっていくのです。
農場担当者 竹内優
今年も収穫が始まりました。もうすぐ本格的な種芋の掘りとり作業が始まります。2012年は、雨の多い年でした。でも、こうしてお客様を前にすると雨に打たれながらやっていった、あの辛かった作業すらも愛おしい物に感じます。私の作業を必要として下さる方々がいる。それがとてもうれしいでした。ありがとうございました!!
間もなく、種芋の選定が始まります。そこから、2013年のラブリー作りが始まります。がんばっていきます!!
フェスティバロ花組 嘉村舞
小さい頃から、ラブリーが好きでした。あの頃とは違い、今は自分がラブリーを伝えていく立場になっています。言葉の一つ一つに想いを入れて、お客様へ伝えていきます。
本日はありがとうございました。お客様が待っていて下さった姿を見て、一つになれた気がしました。
これからもがんばります。今年もよろしくお願いします。
工場責任者 中野義次
今日は御来店本当にありがとうございました。お客様が喜ぶ姿を目の当たりにして、自分自身に誇りが持てたような気がします。製造を長くやっているため、いつの間にか慣れで商品を作ってしまおうとする自分自身との戦いが毎日繰り広げられています。ヌーヴォーは気持ちの鮮度を作り出すための、自分自身への挑戦です。本日、お客様に菓子に向き合う気持ちを改めて教えて頂いた気がします。
仕込み担当者 千代盛三郎
ありがとうございました。お客様が列になって待っていて下さったときは嬉しかったです。自分の仕事が何かに繋がった!そう思えた瞬間でした。
これからも美味しいラブリーを作ってまいります。今年もラブリーをよろしくお願いします。